DIYで塗装ブースを自作! その2

前回、タミヤのペインティングブースで使われているファン部分を流用してVer0.5を作った自作塗装ブース。
正式版はダクトファンかなーなんて言ってましたが、Amazonのブラックフライデーとか、Amazon photo登録特典の2,000円クーポンとかを使うと、Panasonicの換気扇の方が安く手に入りそうなことが分かったので、作戦を変更してそちらを手配しました!!

この、「Panasonic FY-24BM6K」を使いました!
ほぼ同じ寸法・スペックでプラスチック筐体の換気扇もあるのですが、クーポンの使用条件がね…。
2,000円以上の商品で、販売元Amazonじゃないとダメよ!ということで、こちらにしました。
金属製なので少し重たいのですが、ブース本体はベニヤ板で作ったので、しっかりビスを打てば大丈夫かな?ってことで、決断しました。
普段の値段の半額近くで購入できたと思います。
Amazonの商品ページのレビューも、「自作の塗装ブースに使いました!★5」みたいなので溢れかえってるので、安心かとw

スペック的には、風量125㎥/s(メーカー公表値)ということで、タミヤ ペインティングブース(ツインファン仕様)と同程度。
ただ、自分はこれまでシングルファン仕様のペインティングブースを使っていたので、風量は倍増です。
試運転した時も、今まで以上の吹き出しを感じたので、これでOKでしょう!

というわけで、ほぼ話が終わりかけですが、バージョンアップの作業を少し紹介。

今回使用した換気扇は、240mm角の穴に対して下から嵌め込む形で固定するので、天面に開いている穴を拡大する必要がありました。
箱型に組む前から開けるならそんなに苦労しないと思うのですが、バージョンアップということで、ばらすわけにもいかず作業性が悪いまま開口しました。

前回の開口に使ったマルチツールを使おうと思っていたのですが、今回は持ち帰れず…。
ドリルで穴を開けまくって、引回しノコで間を繋いで切り落としました。

開口が完了した状態がこちら。
めちゃくちゃピッタリ240mm角で開口出来たわけではないですが、結果的にはこれでも大丈夫でした。

取り付けた状態がこちら!

鋼板製なので、なかなかの重厚感です。
見た目的には、プラスチック製よりもいい感じかもです。
このあと、Φ100mmのダクトを接続しました。

内側から見るとこんな感じで、がっつり木ビスで固定しています。
インパクトドライバーの力は偉大ですね。
バババっと固定出来て楽ちんでした。

シロッコファンタイプで、ルーバーが付属していないのでむき出しですが、一旦このままでもいいかな、と思っています。
しばらく使ってみて、塗料の付着とかが酷そうだったらその時考えようと思います。

では、いざ試運転!
というところですが、電源コードを繋がないと動きません。
しかも、商品自体には電源コードは付属していません。

このあたりの換気扇をDIY塗装ブースに使った方の多くは、三菱電機のこの電源コードを使っているみたいです。
ただ、この手のコードは途中にON/OFFのスイッチなどは付いていません。
天井裏に専用コンセントを作っておいて、そこに挿しておく、電源のON/OFFは壁に設置したスイッチで管理、というイメージです。
なので、そのままだと「コンセントを抜き差しする」ことでの電源管理になります。
それは正直めっちゃ面倒…。
ということで、Ver0.5の時に設置済みのスイッチを引き続き利用します!
今回は、正式版ということで、前回は端子台を使って仮に結線していた部分もキチンと処理します。

超適当な配線図ですが、こんな感じでスイッチ周りを配線しました。
結線した部分は圧着・絶縁するのが面倒だったので、差込型コネクタにて。
第二種電気工事士の実技試験練習キットに入ってたのがそのまま残ってたので。
スイッチ類もそうですが、すべて練習キットの物を使っているので、購入した部材はありません。
電源コードについても、仕事で使わなかった部材なので…w

【注意】電源配線作業には資格が必要です!
配線を間違えてショートさせたりすると大変危険な事故につながる可能性もあります。
あくまで参考として配線図を掲載しましたが、これを元に作業をしてトラブルが発生した場合、こちらでは一切責任を負いかねますので予めご了承ください。

プラグは壁のコンセントに挿しています。
赤矢印は、アダプタとかを挿して繋ぐよ、という感じ。
まぁ、LEDライトはまだ設置出来てないですけども…。

これで、ブースの手前に設置したスイッチ類で電源をコントロール出来ます。
スイッチを経由していないコンセントについては、スマホの充電に使ったり出来るので、塗装の様子を撮影するときとかに給電しながら撮影とかも出来るし便利かな?と。

なんにしても、これで一件落着です!
本体に使ったベニヤ板はコーナンの創業祭に絡めて購入したり、換気扇はブラックフライデーにクーポンを使って購入したりしたので、費用的には7,000円程度で済ますことができました。
(配線・スイッチ類、木ビス、木工ボンド、ペンキの費用は含まず)
そういう値引き無く揃えたとしても、今回の構成なら10,000円程度だったと思います。
ベニヤ板をMDF材にしたり、換気扇をもっとハイパワーの機種にしたりすれば、その分費用は嵩むと思いますが、思っていたスペックを維持しつつ着手前に考えてたよりも出費を抑えることが出来ました。

試運転だけしましたが、音は思ったより静か!ってのがわかっただけです。
実際に塗装で使ってないので、使用感などはまた改めてご報告します。


因みに、の話ですが…
配線図は「draw.io」という無料で使えるWEBアプリを使って書きました。
実は仕事でも使っていて、配線工事が必要な案件などの事前確認で配線図を作って検証確認してから現場作業をしています。
興味がある人は調べてみてはいかがでしょうか?

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