HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]第2形態

プレミアムバンダイで正式にHGUCキットとして販売になったフルドドを2キット分使い、ヘイズル・ラーの第2形態を作りました。
ちなみに、本体部分のキットもプレミアムバンダイで発売となったウーンドウォート用パーツ付きのキットです。
一般流通分と違うのは、ウーンドウォートに各種キットの手足を繋げるためのパーツ、水転写デカールが付いているのと、ABS製のパーツが最近のキットと同じ柔らかめのプラに置き換えられています。

作品画像

いきなり本題のヘイズル・ラーから。
この状態を塗装無しで再現しようとすると・・・
●HGUC ガンダムTR-1[アドバンスド・ヘイズル]×1
●HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル改]×2
●HGUC フルドド(実戦配備カラー)×2
という暴力的なまでの数のキットが必要になります。
しかも、ヘイズルの片方はシールドブースターを取るだけという・・・。

今回は塗装で再現していますので、ヘイズル改は使っていません。
(昔に組んだ物からシールドブースターだけ取ってきましたが・・・)

さて、作品自体に触れると、今回の見せ場としては伸ばしランナーを使ってのレッドチップ表現です。
それについては後程きちんと触れます。

なんにしても、パーツは軽めのMGキットぐらいあるし、撮影の時は前後に長くて大変だし、なかなか苦労したキットとなりました。

後姿。
スラスターだらけでなかなかに見応えがあります。
バックパックとスネのセンサー部分はキット付属のホイルシールを使っています。

全身のデカールはキット付属水転写デカールを指定位置に、それ以外はHiQパーツのRBコーションデカールを使っています。
それも、単純に白だと悪目立ちしそうだったので、ブルー部分にはパステルブルーを、黒部分にはグレーを使いました。
それ以外にも数か所FAガンダム用とユニコーン用のガンダムデカールも使用しています。

ごちゃごちゃしすぎてて全然動かせず、実はこれだけしか撮ってません・・・。

フルドドを外すと本体はこんな感じ。
こっちの方がシンプルにかっこいい気がします(笑)

うん、かっこいい。

脚部スラスターの中の黒などは塗装後にエナメル塗料を筆塗りで塗分けています。

画像も激少ですが、こんな感じでした。

以下、加工部分のまとめと最下部にカラーレシピでございます。

改修部分

脚部

太もも部分で2ミリ延長。
Mr.セメントSPのおかげでこういった接着を伴う加工のスピードが格段にアップしました。
途切れたスジボリも復元しています。

アドバンスド・ヘイズルがつけている、この追加スラスターユニットですが、左右からの挟み込みになっていて思いっきり分割線が出るので、接着後に前後分割に変更しました。
合い面を接着するだけでは強度が心配なので、プレームっぽいなんちゃってスナップフィットを作っています。

ぞれぞれをバラすとこんな感じ。
これ以外には裏面は平らなままだし、ディテールアップなどはしてません。

合わせ目消し・整面をするのが大変だったので、つま先のバー状のディテールは削り落として、後から復元しました。

腹部

前側で1ミリ、後ろ側で2.5ミリ伸ばしています。
間に噛ましている白いのは、エバグリの角棒。
1.5ミリ角の物を貼ってから斜めに削りました。

これで、前傾になったので腰を入れても上半身は垂直に保持されるのと、コックピットハッチの下側がフンドシに干渉気味だったのが改善されます。

腰部

股関節ブロックとリアアーマーとの間に3ミリ分積層したプラ板を噛ませています。
この画像では見えないですが、そのままでは上手く当たらないので、積層したプラ板を削って角度を調整しています。

腹部の回収と合わせるとこんな立ち姿勢に。
脚を後ろに引きつつ、腰を入れた状態で立たせることが可能に。
上半身も前傾するようにしていたので、腰の傾きと相殺してほぼ真っ直ぐをキープできています。

伸ばしランナー

今回、全身のレッドポイントなどは平棒を貼り付けるのではなく、伸ばしランナー作ってそれを貼り付けました。

この辺がわかりやすいでしょうか。
ヘイズルはレッドチップを平面で作ると元のイラスト的に違和感があるので、丸棒で作るのがベストかな?と。
ただ、白い丸棒を赤く塗装して云々は断面の処理などが面倒なので、となると元々赤くて丸棒なランナーで伸ばしランナーを作ればいいじゃない!って感じです。

細かいやり方はブログでまとめたのでそちらをどうぞ!
HGUC ガンダムTR-1[ヘイズル・ラー]第2形態 その4

加工後全身

全身像はこんな感じ。
腕のマステは、接着して分割を変更した部分を仮止めしています。

カラーレシピ

いつも通り、カラーサフを多用してサフ萌え画像はこんな感じ。
普段はサフ後に仮組しないんですけどね。

サフの使い分けは・・・
赤系・黄色系→NAZCAピンクサフ
青系→自作のカラーサフ(ガイアノーツ サフEVO ホワイト+フィニッシャーズ ラベンダー)
メタリック系→ガイアノーツ サフEVO ブラック
関節色→NAZCAメカサフヘビー(吹きっぱなし)
それ以外→ガイアノーツ サフEVO グレー
というような感じです。

本番色は・・・
→ガイアノーツ マーズディープブルー
→ガイアノーツ エヴァレッド
→ガイアノーツ Exホワイト
黄色→フィニッシャーズ ディープイエロー+フィニッシャーズ クリアオレンジ
→ガイアノーツ Exブラック
関節色→NAZCAメカサフヘビー 吹きっぱなし

こんな感じで、瓶生ばっかりです。

ガイアノーツが色展開も多くて、狙った色の商品さえ見つけられれば楽が出来るようになりました。
本当は狙った色を調色で出すのが楽しいってのはありますけどね・・・。

塗装直後の仮組状態はこんな感じでした。

最後までありがとうございました!