インターホンをSwitchBotにしてみた話。

雑記

もはや「DIYでIoT化と言えば?」みたいな感じで浸透しているSwitchBotブランドのIoT機器ですが、ちょっと仕事がらみの検証も兼ねて自宅のインターホンをSwitchBotのテレビドアホンに変えてみました。
とりあえずは継続して使うつもりではいてますけど、不都合あれば戻すのも止む無しって感じですかね。

元々はPanasonic製のインターホンがついておったわけです。
10年ぐらい前の機種なんで、最近のモニター大き目のインターホンに変わっていく過渡期ぐらいのやつかな?
わざわざ品番で調べてないので詳細不明ですけども。

配線関係も確認しましたが、オーソドックスな感じで、室内親機にAC100Vの線が入っていて、単線の信号線が2芯で玄関子機に繋がっているような構成です。
ちなみに、うちはワイヤレス子機はありません。(この機種にワイヤレス子機があるのかも知らないですけど…)

電気錠の制御も出来るようなインターホンの場合は、室内親機(モニター)から電気錠制御盤にJEM-A配線が繋がります。(電気錠制御盤にJEM-A端子が無い場合は、親機側が無電圧A接点に対応してる必要がありますね)
Panasonic製の場合はHAアダプターっている変換アダプターも必要だったりします。

あ、ちょいちょい突っ込まれポイントになりがちな部分ですけど、AC100Vの電源線の抜き差しがありますので、このタイプの機器を触る場合は「第二種電気工事士」の免許が必要です。
自宅DIYの場合は免許なしでやる方も居るようですが、何かあった場合にはえらいことになりますので、ご注意を。

まぁ、それはいいとして。

今回設置した商品はこちら。

「SwitchBot スマートテレビドアホン」「化粧プレート」(メーカー純正品)です。
何もないところにドアホンを設置する場合は化粧プレートは不要ですが、一般的なインターホンに置き換えて設置する場合は、この化粧プレートが無いと開口が剥きだしになる場合もあります。

この化粧プレートは一般的なインターホンの玄関子機を固定しているネジ位置と同じところで固定できるようになっていて、このプレートの上にドアホンの子機を取り付けていく事になります。
さっきも書いた通り、置き換えじゃなくて壁やドアに取り付けるのであれば、この化粧プレートは不要です。

設置後の状態。

室内親機と玄関子機の間の既設配線は、子機への「給電配線」として再利用することになります。
モニター親機側の+・-端子と玄関子機側の+・-端子を接続することで、子機の充電が不要になります。(極性があるので、接続が逆にならないように気をつけましょう)
あとで紹介する「動体検知」での録画機能などを使いたい場合は、電池の消費を気にしなくてよくなるので安心です。
これに関しては弱電なので、電気工事士の資格が無くても作業は可能です。
モニター側はデフォルトではコンセントに挿す電源ケーブルが繋げられているので、それを挿すような設置であれば、モニターの設置も資格は不要です。
既設のインターホンと同じように、壁内配線のAC100Vケーブルを直接モニター親機に接続する場合に電気工事士の資格が必要になりますので、その点は注意してください。

注意しないといけないのは、親機と子機間の配線はあくまで「給電配線」としてしか接続されないということです。
一般的なインターホンと同じような有線で信号をやり取りするような方式ではありません。
機器間の通信はBluetoothかWi-Fiでの通信となります。
(Wi-Fiがないと満足できるレベルでは動かない感じです…)
戸建住宅で、モニター親機が3階以上であったり、子機と親機間がかなり離れることになる場合は、接続が上手くいかない可能性が高くなります。
マンションでも位置関係によっては通信がしんどい場合もあるでしょう。

我が家では、2階のキッチンのところにモニター親機が設置されています。
玄関子機とは直線で10m程度かな?というぐらいの距離ですが、問題なく動作しています。
うちは木造住宅ですが、これが鉄筋コンクリート造とかになると、通信状況も変わると思うのでこうはいかないかもですね。

機能面については、無線通信なのでどうしても従来のインターホンに比べて応答のレスポンスが遅くなりがちです。
ただ、スマホにインターホン着信の通知が来ますので、上手くいけば便利に応答できると思います。
この「上手くいけば」ってのがミソで、スマホアプリでの来客通知は通常のプッシュ通知とかと同じレベルです。
IPインターホンの着信機能のようにがっつり画面に来客通知が来る感じでは無いです。
OS側で通知を切っていたらそもそも鳴りませんし、通知も他のプッシュ通知とかと変わらないような物なので、余程タイミングよく画面を見てないと紛れてしまってわからないと思います。

それ以外の機能としてポジティブに感じるのは「動体検出」の機能です。
子機の人感センサーに反応があれば自動的に数秒間映像を録画してくれます。
無料プランで使えるのは「人」の検知のみ。
「車」「ペット」の検知も必要な場合は、有料のクラウドサービスに登録する必要があります。

うちはお隣がいわゆる道路族な傾向があるので、お子さんが家の前で遊んでいるのもある程度記録として残っています。
それ以外にも、子機のすぐ後ろに郵便ポスト兼宅配ボックスが設置されているので、そこに物を入れに来たスタッフさんも記録として残るので、置き配とかUBER的な物も軽く記録が残ります。

とはいえ、防犯カメラではないので、長尺の映像を残せるわけではありません。
そういう対策が必要な場合は、シリーズの防犯カメラなどを使うことになると思います。

アプリ画面とかのスクショを貼れたらわかりやすいんでしょうけど、がっつりプライバシー情報だらけなのでご容赦くださいな。

この動体検知以外の良い機能としては、「スマートロックとの連携」でしょうか。
子機にはICカードリーダーが内蔵されているので、対応しているNFCカードなどを登録しておけば、子機にカードをタッチすることで連携させたスマートロックを解錠することが出来ます。
テンキーユニットや顔認証ユニットを設置していない場合は使い勝手がよくなると思います。
しかも、モニター親機にある「電子錠」のボタンが有効になり、モニター親機の操作でスマートロックを解錠出来るようになります。
冒頭で触れた「電気錠を制御できるインターホン」みたいなことが出来るようになります。
「電気錠を設置してインターホンからも解錠出来るようにする」っていうのは結構なコストを投入しないと実現しない便利機能なので、人気のスマートロックと合わせて導入すれば、QOL爆上げではないでしょうか。

スマートロックについても記事にする予定ですので、よければそちらもお楽しみに!

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