ここ数回、ずっと3Dプリンターの話ですけど、またその話です。
前回は謎に仕事道具絡みのことでテンションが上がってしまいました…。
本当は、プリンター自体をいろいろとカスタムしてるぜ!って話もしたかったんですけど。
今回はそれがテーマです。
おさらいとして、購入したのはこちらの「Bambu Lab A1 mini」という初心者でも安心して扱えるようなFDM式の3Dプリンターです。
ほぼ組み立て済みの状態で箱に入って届くので、開梱後にやることといえば、輸送用に固定されている部分を外して、キャリブレーションを行うだけ。
そのキャリブレーションもすべて自動で行われるので、設定らしい設定はWi-Fi設定ぐらい。
開梱から30分もすればプリントを始めることが出来ます!
さて、そんなシンプルなA1 miniさんなので、実際に使い始めるとこんな風なことも出来ればいいのに…、この部品はここにあった方がいいのに…、みたいなことがあります。
とはいえ、そこは3Dプリンター!
無い物はプリントすればいいのです。
自分で3D CADを触って部品設計が出来れば最高ですが、そんなスキルが無くても世の中にはモデルデータを共有する交流サイトがあったりします。
Bambu Labも自前のサイト「Maker World」というサイトを持っています。
A1 mini用 低摩擦調整可能スプールホルダー

画像暗いし、位置も変わってるのでちょっとわかりにくいですけど、純正で付属しているスプールホルダーに被せるような感じで設置が出来るアタッチメントです。
ベアリングみたいにコロ状の部品を組み込むので、めっちゃスムーズに回ります。
紙製スプールとかの回りにくい素材のスプールでも、安心です。
デメリットを強いてあげるとすれば、振動補正の時に部品がビビッてノーマルの時よりうるさくなります。
スプールホルダーベース兼トップハンドル、標準カメラを移設するハウジング

ハンドルについては、あまりプリンター自体を移動させるつもりもないので不要っちゃ不要なんですけど、それに付属する機能としての、標準スプールホルダーの移設がやりたくて付けています。
いや、いました。
後で紹介する部品を付ける際に、ちょっと位置がよろしくない感じになったのでスプールホルダーは外してしまいました…。
で、Y軸の基部についている標準カメラを移設するハウジング。
今はWi-Fiカメラで監視できるようにしているので、これも不要ではあるんですけど…。
元々のカメラ位置では、低すぎて造形物が横からしか見れません。
なので、少し高い位置に移設が出来るようにするハウジングです。
カメラを挿入する関係で基盤がむき出しなのでなんとかしたいところ…。
SONY製カメラリモコン用ケース


これも画像が暗くてディテールが潰れてわかりにくいですが…
A1 miniに搭載されている「タイムラプス機能」の動作を利用して、一眼カメラのシャッターを切れるようにする物でございます。
それが何になるの??って話だと思うんですけど、標準のカメラで撮るタイムラプスはおまけ程度のクオリティにしかならなくて、綺麗なタイムラプス動画を撮るために一眼カメラで撮影しようぜ!ってことです。
タイムラプス機能をオンにすると、1層分のプリントを終えるとプリントベッドが初期位置に戻って、ヘッドがX軸の端まで移動します。
その時に、このケースに入っているリモコンのシャッターボタンが押されます。
その画像を動画として繋ぐと一眼カメラクオリティのタイムラプス動画が出来るってわけです。
百聞は一見に如かずってことで。
これだけでも250枚ぐらいの画像が繋がってます。
でも、こんなちょっとした動画だけでも、魔法みたいで面白い。
ますます沼にハマりそうな感じですね。
ちなみに、カメラの赤外線リモコンは自分で用意する必要があります。
自分はコピー品みたいなのを用意しましたが…。
あと、データ内のリモコンボタンを押す棒状の部品が短くて、そのままでは押し切れない感じだったので、3ミリほど伸ばしてプリントしました。
同じデータを使うつもりの方がいただご注意くださいな。
(レビューのコメントに記載があって気づきました)
イノマタ化学 乾物ストッカー用 スプールホルダー

この右側に並んでるやつです。
イノマタ化学の「乾物ストッカー」を活用してドライボックスを作る為の部品です。
超お気に入り。
ダイソーの密閉ボックスは入手できなくなってしまったので、コーナンのPB品で代用してましたがあまりうまくいかず…(最近解決策がわかりました)
乾物ストッカーはAmazonで簡単に手に入るので、ダイソーをはしごする必要もありません。
ベアリングを使っているので、紙スプールでも動作は良好。
今のところこのホルダーではトラブル無しです。
素晴らしい。
BMCU 370(ジェネリックAMS Lite)

個人的に目玉アイテムの「BMCU 370」というユニットです。
おそらく日本で普通には手に入りません。
これは何かというと、「AMS Lite」というA1シリーズの拡張ユニットのジェネリック版です。
Amazonとかでは手に入らず、AliExpressで手に入ります。
アリエクってことで抵抗もあるかもですが…。
AMS Liteって後から単体でも購入できるんですが、結構な値段です。
4.5万円ぐらいやったかな?
このBMCUだと、自分で組み立てや外装を用意する「Aキット」は1万円強。
組み立て済みの「Bキット」でも2万円弱ぐらいです。
さすがにこの価格差だとこっちに惹かれてしまいます。
自分で組み立てと言っても、パーツの組付け以外でいうと簡単なハンダ付けぐらい。
特別なスキルが無くても大丈夫。
あとは、外装のデータが用意されているので、自分の好きなフィラメントでプリントしておくだけです。
さっきのタイムラプス動画は、実はこのBMCUのユニット外装をプリントしているところでしたw
PETGでのプリントが推奨されていますが、自分はちょうど試していたTINMORRYのPETG-GF(ガラス繊維入りPETG)でプリントしました。

王道なデータですけど、試しにプリントしてみたパーツ。
きちんと文字部分が白色に色分けされて多色プリントが成功しています。
この「BMCU」については、日本語の情報があまりにもなさすぎるので、近いうちに動画にしようと思っております。
乞うご期待、ということで。
他にも実際にいろいろとプリントして使っている物もあるんですが、今回はこのあたりで。
今は、我が家の可愛い猫様の為に、窓につけられるキャットウォーク的なものを作れたらなーって思ってます。
木工DIYでいいやん、とも思うのでどうするか微妙ではありますけどw
では、また次の記事で!
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